製品案内・製品案内

電着塗装


電着塗装

透明性、耐薬品性、耐候性に優れ、大量生産品に向いています。
溶剤をほとんど使用してないため、環境にもやさしい塗装方法です。

装飾品などのカラー化やメッキの保護膜として。




電着塗装について

電着塗装とは水溶性の塗料液中で製品と極板間に直流電流を流し、アクリル樹脂やエポキシ樹脂を被塗物に付ける塗装方法のひとつです。塗装皮膜が平滑・均一に付き大量生産品にはコスト、品質、生産性などが優れています。耐食性、装飾性、絶縁性、塗装の下地処理に使われています。また溶剤をほとんど使用しないためVOC対策に効果的です。

(株)ワカヤマではアニオン電着塗装、カチオン電着塗装の両方の電着塗装加工をしています。電着塗装の下地メッキ、化成処理、アニオン・カチオン電着塗装を下地とした焼付塗装も社内で一貫生産しております。
また、マスキング加工を施して電着塗装と金メッキポイントの2色加工や部分的に素地を残すなどの複雑な加工を得意としています。これだけの表面処理種を社内で一貫生産できる会社は、多くはありません。

アニオン電着塗装は電着液中で被塗物(電着塗装される製品)をプラスにし、カチオン電着塗装はマイナスにし、極板との間に直流電量を流します。アニオン電着塗装は陽極(被塗物)付近が酸性になり、カルボキシル基を持ったアクリル樹脂が凝集析出し、その後焼付けします。アクリル樹脂は透明性に優れ染料や顔料でカラー化する製品によく使われます。
逆に、カチオン電着塗装は陰極(被塗物)付近がアルカリ性になり、アミノ基を持ったメラミン樹脂(エポキシ、アクリル樹脂)が析出します。これを150℃程度で焼き固めると丈夫な塗膜になります。
※電着塗装でお好みの色が必要な場合は、製品に合わせてタンク、電着液が必要になります。
この為、電着塗装は1色に付き1タンク必要となり、設備費がかかりますが、大量生産の場合は生産性、歩留まり率などこれを上回る利点があります。逆に少量の場合は設備費、ラック費用などがかさみますので、まずはお問合せください。

カチオン電着塗装の「黒」のように既存の電着液の色でよい場合は、新たな設備は必要ありません。 ㈱ワカヤマで常設されている電着塗装はアニオン電着塗装がブラウンとクリアー(メッキの上にトップコートしグレーや金色)とカチオン電着塗装の黒です。(以下写真参考)アクリルアニオン電着塗装は装飾品などのカラー化やメッキの保護膜として、またはアルミサッシに使われています。(弊社ではアルミの電着塗装は加工しておりません)、カチオン電着塗装は自動車関係などの防食や塗装の下塗りとして SPCC、SECC、などに使われています。
現在使われている電着塗装は、「カチオン電着塗装が主でアニオン電着塗装はほとんど使われていない」という、記述がありますが、確かに電着塗装液の生産量はカチオン電着塗装のほうがはるかに多いでしょうが、アニオン電着塗装でなければならない製品もあり、ほとんど使われていないということはありません。アルミサッシの塗装は陽極酸化→アニオン電着塗装が95%を占めます。
両者の一番大きな違いは、アニオン電着塗装は樹脂は酸性(液はアルカリ性)であり、カチオン電着塗装はその逆ということです。その為カチオン電着塗装は鉄鋼につけると高密着性、高耐食性を発揮します。 アニオン電着塗装、カチオン電着塗装はそれぞれ特徴に差がありますが、それぞれの特徴を以下に示します。

また、最近は様々な電着塗装が開発されており、厚付けが出来るタイプ、低温硬化型(80℃以上)、小物用にバレルで付ける電着方法、放熱性、絶縁性(数千ボルト)、非粘着性などに優れた機能性電着塗装もありますので、ご相談ください。

多品種小ロット、多色の場合は、焼付塗装、樹脂塗装、の製品紹介ページをご覧ください。



電着塗装の実績


電着塗装見本(アニオン電着塗装)

電着塗装見本(アニオン電着塗装)

カチオン電着塗装(黒)/自動車内装部品

カチオン電着塗装(黒)/自動車内装部品

カチオン電着塗装/ポンプ部品

カチオン電着塗装/ポンプ部品

カチオン電着塗装(ねじ部マスキング加工)/自動車内装部品

カチオン電着塗装(ねじ部マスキング加工)/自動車内装部品

ヘアーライン後Pdメッキ+ブラウン電着塗装(アニオン電着塗装)

ヘアーライン後Pdメッキ+ブラウン電着塗装(アニオン電着塗装)





特徴・用途・適応素材・処理可能寸法


特徴
  • 電着塗装の焼付け温度は150~180℃、低温タイプは80℃以上です。
  • アニオン電着塗装は透明性(アクリル樹脂系)、耐薬品性、耐候性に優れています。クロメート処理やリン酸亜鉛処理をするとさらに密着性、耐食性が増します。。
  • 電圧で塗膜厚さを制御できるので、同じ膜厚分布の塗装を連続的に正確に行なう事ができ、塗膜が薄くなりがちな品物の角の部分のエッジカバーリング性に優れています。
  • 電流を流して塗装しますが、電気的に陰の部分、複雑な形状も均一に塗装が付きます。
  • 塗装スプレーガンによるスプレー焼付塗装に比べ、色むら、ゴミ、たれ等が非常に少なく良質の塗装ができます。マスキング加工がスプレー塗装より簡単にできます。
  • 水溶性塗料なのでVOC削減対策ができ、環境にやさいい塗装方法です。
  • 欠点は指定の色をタンクにある程度の量を建浴する為
    ※色ごと、製品ごとにタンク、ハンガーを作らなくてはいけない。
    ※少ロットではコストが高くなる。
    ※色換えが自由にできない。
    ※金属など導電性で高温の焼付けに耐えられるものでないとできない。(最近は低温電着塗装として樹脂製品のメッキ上にできるものもある)
    ※極端な厚付けができない。
    ※使用しなくても電着液が劣化するため管理が難しい。
    などが上げられます。
用途
  • 眼鏡、携帯電話などあらゆる金属製品のカラー化、耐久性向上。
  • メッキ上にマスキング加工し電着塗装+部分金メッキ、部分黒ニッケルなどの加工がしやすく品物に高級感を持たせる。
  • 光沢ニッケル後に金色電着塗装し、金メッキの代替として。
  • 自動車部品、電子部品の耐食性向上。
  • スプレー焼付塗装では塗料が付き回らない陰がある品物の塗装下地として、例えば自動車の車体の塗装下塗りなどすみずみまで高度な防食性を要求されるもの。
  • 絶縁皮膜形成(数十ボルト~数千ボルト)
適応素材
  • アニオン電着塗装・・・各種メッキ製品、ステンレス
  • カチオン電着塗装・・・鉄鋼(SPCC、SECC)、チタン
<アルミニウムの電着塗装は弊社では加工しておりません>
処理可能寸法 アニオン‐打合せ、カチオン‐700×500×200 素材の耐熱温度200℃くらいは必要です。



よくある質問


焼付塗装とは?金属塗装とは?アクリル塗装とは?

焼付け塗装とは、字のごとく塗装皮膜の樹脂に熱をかけ、焼き付けることによって皮膜が硬化する塗料です。(熱重合型)焼き付ける温度は様々で、100度ぐらいのものから200度以上のものまで色々あります。普通は150℃以上が多いと思います。
焼付塗装の製品紹介ページへ

一部ネット上に焼付塗装の焼付温度は40℃~110℃という記述もありますが、通常は100℃以上で焼かないと重合反応は起きないので40℃~80℃での乾燥は焼き付け塗装とは呼びません。作業性を良くするためにシンナーを早く揮発させたり、2液硬化型塗料の反応を促進させる目的で、少し暖める程度の塗装は焼付けではなく、ただの強制乾燥になります。2液硬化型塗料は主剤に硬化剤を混ぜ、これが反応して硬化します。これに対し焼付塗装は熱によって硬化します。

焼付け用の塗料はフッ素塗装、粉体塗装、耐熱塗装など特殊なものを除けば、主に2種類にわかれます。

(1)アミノアルキッド系のメラミン焼付け塗料
メラミン焼付は通常110度~160度、20分程の加熱乾燥が必要で、焼付け塗料としては比較的、安価かつ手頃で焼付け塗料の特徴でもある冷ましてすぐ最終性能に近い物性が期待できます。
耐光性にやや難があるため基本的に屋内使用品の塗装に限られます。メーカーが出している塗料の仕様書によっては「車両や農機具にも使われる」とあります。
※長期間の紫外線照射により退色やチョーキング(表面に粉が吹いたような症状)が発生しやすい

(2)アクリル系焼付け塗料
アクリル塗装は通常140度~180度、20分の加熱乾燥が必要で、高温のため焼付け塗装専門業者もすべての方が扱われているという塗料ではありません 。
特徴としては耐候性に優れ、乾燥後冷却して常温になった時点で最終性能の物性が期待できます。またアクリル樹脂は透明なため 染料で色を付けてカラーコート塗装に使います。金属光沢が透けて見え、しかも色がついているため独特の高級感のある塗装ができます。
メラミン塗装と比較し膜厚がつきづらい(欠点とみなされます)のも特長です。


上記からも分かるように熱により硬化して本来の性能が発揮される塗料なので、アクリル焼付け塗装は熱を加えられない素材には使用できません。
その様な素材には通常、ウレタン塗装、ラッカー塗装などが使われます。

金属塗装とは一般に焼付塗装のことのようですが、焼き付けなくても自然乾燥の2液型ウレタン塗装などでも、金属に塗装は可能です。一般の建築物などは焼き付け塗装はできないので、金属用でも自然乾燥の塗装のほうが焼付より使用量は多いと思います。

焼付塗装の製品紹介ページへ

電着塗装も金属塗装、焼付塗装の1種です。
焼付けなくても常温で硬化する塗装を樹脂塗装(ウレタン塗装)と言います。

RoHS対応の塗装はできますか?

もちろん出来ます。(株)ワカヤマでは塗料、シンナーなどすべての材料のMSDSを用意しRoHSに対応できるようにしています。

RoHS規制はカドミウム、6価クロム、鉛、水銀などの使用を規制するものですが、顔料には鉛やクロムが含まれているものがあります。2007~2008年に中国製おもちゃの塗料から規制値以上の鉛が見つかり大騒ぎになった事を覚えている方もいらっしゃるでしょう。

弊社では2006年から無鉛顔料を使い環境に配慮した塗装を行っています。
無鉛顔料は有鉛のものと比べ、色が暗い、隠ぺい力が無い、値段が高いなどの欠点もありますが、その製品が廃棄物になった時に土壌汚染などを起こしてしまったら取り返しの付かないことになります。
塗装を業者に依頼するときは一言「RoHS対応」と言って頼みましょう。

〈RoHSの対象製品〉
家電、通信機器、電子機器、照明機器、電動工具、玩具・レジャー・スポーツ機器、自動販売機

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ウレタン塗料とは?ポリウレタン樹脂塗料とはどんな塗料ですか?

ウレタン塗装、つまり、ポリウレタン樹脂塗料とは硬化中にウレタン結合(-NH-CO-O-)を生成するか、初めから樹脂中にウレタン結合を持っている塗料のことです。
主剤と硬化剤を混ぜる2液型と油変性ポリウレタン樹脂、湿気硬化型ポリウレタン樹脂、ブロックイソシアネート硬化型ポリウレタン樹脂、ラッカー型ポリウレタン樹脂をビヒクルとする1液型があります。

乾燥方法は被塗物の材質にもよりますが常温~70℃、1時間以上、この状態でほぼ硬化していますが、完全硬化するのには2~4日かかります。

特徴は
①光沢が良い
②機械的特性が良い、硬く耐摩耗性がある
③耐候性が良い
④作業性が良い

用途は木、コンクリート、モルタル、プラスチック、金属用プライマーなどです。
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塗膜の密着を良くする方法や下地処理はありますか?

塗装の密着性を向上させる方法は、化成処理としてリン酸塩処理、クロメート処理などが有効です。

(株)ワカヤマの取り扱いめっきの中ではクロムメッキ、黒クロムメッキ、黒ニッケルめっき(スズ-ニッケル合金)、化成処理の中ではリン酸亜鉛処理皮膜が塗膜との密着がすぐれています。

他に素材との密着を強化する為にその素材にあったプライマーを使い密着を良くします。その為、素材の種類や表面状態(研磨、ブラスト、焼けなど)は大変重要な要素になりますから必ず把握しなければいけません。

銅や真鍮などすぐに表面に錆が発生する金属はメッキすることをお勧めしてます。

樹脂への塗装も樹脂の種類によってプライマーを使い分けます。その為、ABS、塩ビ、PP,、ポリカ―ボネートなどの樹脂の種類が分からないと最適なプライマーの選定ができないため 密着を保証することが出来ません。

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焼付塗装は何度で焼くの?

焼付け塗装の焼付け温度は普通、150℃から180℃です。
詳しくは良くある質問の「焼付塗装とは」または、焼付塗装のページをご覧ください。

硬くて丈夫な塗装がしたい。セラミック塗装とは何ですか?

普通のセラミック塗装とは、塗料にセラミック(細かく砕いた陶磁器)が入っています。(建築用)
この為、表面が非常に硬くて傷つきにくくなっています。

当社が使用しているセラミック塗料は膜の構造が少々違います。表面層がガラス質で内部は有機質のいわゆる傾斜構造を有する有機・無機複合体です。表面は無機質で硬く、さらに滑性を有するので傷付き難い。

又、透明感に優れ、且つ無機質でありながら僅かに有機質を含む故に、その上に印刷やいろんな加工が可能です。(フッ素コートも丈夫ですがインクなどをはじく為にその上に印刷はできません。)
内部は有機質なので真鍮、ステンレス、マグネシウム合金等、殆どの金属の表面への密着性に優れ、耐食性を著しく向上させる塗装です。

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スプレー塗装の膜厚は何ミクロンくらいありますか?

下地塗り、中間塗り、仕上げ塗りの3回塗り工程で約15~30ミクロン程度です。
(1ミクロン、μ=1/1000ミリ)
上記は通常の曲げや柔軟性を考慮した当方の基準です。

お客様によっては3回塗りで50ミクロン以上という場合もあります。
厚塗り用の塗料は1回で30ミクロンほど付くものもあります。30ミクロンを超えると結構厚いため製品を曲げると
塗膜が割れることがあります。

自動車のボディーなどは100~150ミクロン位だそうです。

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導電性塗料とはどんなものですか?何に使うのですか?

導電性塗料とは塗料樹脂に導電性フィラー(添加物)として、導電性カーボンや金属酸化物の粉末を混ぜ込んだ塗料です。
金属粉末としては導電性が安定な銀粒子が最も使われます。
導電性としては100~1000Ω。

使用用途は各種電極、プリント配線、セラミックコンデンサーなど導電性皮膜を必要とするあらゆる製品に使われています。

導電性塗料は製品の材質や求める導電性によって塗料を選定するので その都度塗料をオーダーすることになりますので
サンプルを塗装するだけでも塗料代もかかります。

塗装の密着性・付着性はどうやって調べますか?塗装の密着性検査方法、試験方法のご紹介

塗装の密着性を調べる方法は
定性的な評価は、クロスカット試験(碁盤目テープ試験)[JIS K5400]を、定量的な評価には、プルオフ試験[JIS K5600/ISO4624]を(株)ワカヤマでは採用し評価しております。
その他 目的に応じて耐酸テスト、耐アルカリテスト、耐洗剤テスト、耐整髪料テストなどその製品にあったテストを考えます。

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メタリック塗装やパール、レザー塗装の色見本はありますか?

塗装全体の色見本が有ります。以下のリンクをご覧ください。
ソリッド系、サンドカラー(シボ塗装)、ソフトタッチ
メタリック、パール、アンティーク、レザー、カラーコート
電着塗装、チタンの塗装、など多数のカラー写真があります。

具体的な案件のあるお客様には色見本の現物をお貸しする事もできますのでお問合せください。
カラー見本のページへ

塗装の色の調合はどうするの?調色のやり方を教えてください。

塗装の色の調色方法は、いわゆるソリッドカラーは数色の色の配合で色を合わせます。
例えば、赤と黄色を混ぜればオレンジ色になるのは当然ですが、特定の色見本に合わせるために何色と何色をどのくらい混ぜれば良いのかは全くの経験と勘です。
その為、調色の方法を文章で書くことはちょっと無理です。
基本的には色の3原色の配合が基準になります。

メタリックやパールと言ったアルミ片やマイカを含むものはベースの色、アルミ片やパールの種類・粒の大きさ、中塗りの厚み、上塗りの厚み、中間に透明系染料の色を加えるなど多岐な方法があるため、同じ色を再現するのは非常に困難です。その為、いただいた色の見本から違和感のない色を調合するのはかなりの熟練を要します。色見本から調色し実際にその色を塗り、乾燥してから評価し、また微調整のために、最初からやり直し、この作業を何回も繰り返して、時には半日以上かかることもあります。

自動車修理関係では例えばトヨタのレクサスの〇〇メタリックホワイトのデータや配合表を塗料メーカーが出しているので、それを元にして微調整をして塗装します。使用年数によっても若干変色などがあるため微調整は必要です。

当社には見本になるものがあれば違和感が無いほど合わせることが可能な熟練工がおります。

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スプレーの塗装はどの様にして色を付けますか?塗装している所を見学できますか?

工場内にはお客様の製品が多数ありますのでどなたでも見学可能と言う訳にはまいりませんが、お客様であれば事前にお申し込みいただき見学は可能です。

塗装作業はこちらの動画をご覧ください。


PP(ポリプロピレン)に塗装したい

(株)ワカヤマではPP用のプライマーを探し出しました。(H29年頃)
しかし完全な密着とは云えませんのでその製品の要求品質によります。

以前は通常は無理とされてきました。



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染料とは?塗装に使う染料とはどんな色ですか?

染料とは、水に溶けて、加工品の中に入り込んでいくものをいいます。
塗料に分散された場合は、染料分子はは顔料分子よりも小さいので色は透明になります。
顔料は不透明な色になります。
同じ青でも「透明色」と「不透明色」の青があります。

19世紀にヨーロッパで化学染料が発明されるまで、世界中の染料が天然染料でした。 天然の染料は、単色性染料と多色性染料に大別されます。 単色性染料は、直接染料ともいい、染料から取り出した(抽出した)色素でつくった染液に加工品を浸すと、ほぼ液の色と同色に染まるものです。 ひとつの染料からひとつの色相しか得られません。 多色性染料は、媒染(ばいせん)染料とも呼ばれ、加工品を染めるには仲介者(媒染剤:ばいせんざい=金属塩)を必要とします。そして、種類によって、ひとつの染料から複数の色相を得ることができます。

顔料とは?染料と顔料の違いは?

顔料とは顔の化粧に用いられていたことから顔料と呼ばれていたらしく、色料、彩色、絵具などとも呼ばれていました。

顔料は、土のなかに含まれる金属の酸化したものか硫化物(りゅうかぶつ)で、 粉状のもので水に溶けないものを無機顔料(むきがんりょう)といいます。
また、顔料には染料の色素を沈殿させて、水に不溶性にしたものもあり、これを有機顔料(ゆうきがんりょう)といいます。

塗料に分散させた場合、顔料は染料より大きな粉末粒子状態で分散されるので、その分散液は懸濁液で不透明な色になります。
これに対し、染料は粒が小さく透明色になります。透明色か不透明色か、これが染料と顔料の見た目の一番大きな違いです。
つまり、同じ青色の塗装でも透明な青と不透明な青の色があるということです。

顔料の用途は化粧品、塗料、インキ、プラスチック、ゴム、繊維、皮革など、あらゆるものの着色に使用されています。
また特殊な発色をする顔料として真珠顔料、蛍光顔料、畜光顔料、夜光顔料、示温顔料などがあります。

以前は塗料用顔料には有害物質が使われていましたが、弊社では一切使っておりませんのでご安心ください。
例えば、黄色顔料の黄鉛、赤色に含有されている鉛などが有害物の規制を受ける物質です。

シンナーの種類にはどの様なものがありますか?何のために塗装にシンナーを入れますか?

シンナーは、塗料を薄めて塗りやすくするために用います。
また、温度や湿度の変化に対してシンナーの蒸発量を制御し、きれいな塗装表面にする役割もあります。
シンナーには各種の有機溶剤が混合されていて、塗料の種別によってそれぞれに適したシンナーがあります。

(1)塗料用シンナー(ペイントシンナーまたはペイントうすめ液)
脂肪族炭化水素を主成分としたもので、油性系塗料や油変性合成樹脂塗料を薄めるのに使用します。
一般向けの家庭用塗料では、シンナーとは言わず普通「うすめ液」と呼んでいます。

(2)ラッカーシンナー(ラッカーうすめ液)
エステル・ケトン・アルコール・芳香族炭化水素(トルエン・キシレン・・・)などを主成分とし、ラッカーを薄める際に使用します。
塗料用シンナーより溶解力が強く、乾燥が速く特有の臭気があります。

(3)その他各種専用シンナー
合成樹脂塗料には、それぞれの塗料に適した専用シンナーがあります。
塗料に適したシンナーを使わないと、塗りにくかったり塗料が分離したり固まったりすることがあります。

※必ず塗料メーカーの指定したシンナーを御使用下さい。

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金属への塗装と、樹脂への塗装の違いは?

弊社では金属には焼き付け塗装、樹脂塗装には常温乾燥のウレタン樹脂系塗料を使用します。
樹脂でもカーボン樹脂などのように150℃以上の焼付け温度に耐えられる材質なら、焼付け塗装を使ったほうが硬くて耐久性がアップしよい場合があります。
金属でもその製品の使用状況やアルミダイキャストなどの素材の種類によって常温乾燥を選ぶ場合も多々有ります。
どちらを使用するかの選定方法はその製品の用途や要求される性能などからお客様と打ち合わせをして決定します。
焼き付け塗装は加熱する乾燥装置が必要になるため価格も高くなります。
特にアクリル系の塗料を使用した場合、高温にする必要があるので扱える塗装業者も少なくなります。
ウレタン塗装は最近主流になり、種類も豊富で水性1液形の簡単なものから溶剤系2液形のものまでいろいろあります。

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吹きつけ塗装と手塗り塗装の仕上がりの違いは?

吹き付け塗装とはコンプレッサーなどの圧縮エアーが噴出す力を利用して霧状に塗装するものです。
エアースプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電塗装などがあります。
ソリッド系の塗装なら素人の方でも練習しだいで均一にムラ無く仕上げることが可能になります。
また手塗りより塗膜が薄く滑らかに仕上がります。
スプレー缶で市販されている物も原理は同じです。

手塗り塗装は刷毛やローラーで塗る方法です。
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塗装の下塗りとは?下塗りをする目的は何ですか?

塗装の下塗りはプライマーとも呼びます。
その目的は素地と塗膜の密着力を高めるために一番初めに使います。
金属やプラスチックの材質により様々なプライマーを使い分けることが、良い塗装をする第1歩になります。
一般的にはサビ止め、サーフェイサー、シーラーなど用途により色々あります。

プライマーとは何ですか?(よくある質問)

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プライマーとは何ですか?塗装の密着を良くしたいのですがどうすればいいですか?

プライマーは製品との密着性、耐食性を強化する目的で、塗装の下塗りとして用いられます。塗装をするときに一番初めに素材に直接塗って塗装の密着性をあげるための塗料です。
塗膜本来の性能をを高めるための、重要な役割を果たします。

各種素材によりよく密着させるために、素材ごとに選定する必要があります。アルミニウム用、鉄用、メッキ面用、それぞれの樹脂用(ABS用、塩ビ用、ポリカ用など)、ガラス用など様々な種類があります。

よく塗装はすぐに剥げると言われますが、素材に合ったプライマーや塗料を使えばそのような事はありません。値段だけを追求するとプライマーを使わない、安い値段の塗料を使うなどの事になりますので、最適な塗装仕様と値段をよく確かめて発注してください。

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パール塗装とは?

パール塗装とはパール顔料という特殊な顔料をいれた塗装です。

パール顔料は光が透過や複雑に屈折し、見る角度によって色が変わったり、チカチカ光ったりして見えます。
顔料の種類には「着色パール」、「干渉パール」、「複合タイプ」の3種類があります。

透明な雲母(うんも)に酸化チタンをコーティングしたものが「干渉パール」、この上にさらに酸化鉄などでコーティングしたものが着色パールです。

メタリック塗装とは?

「メタリック塗装」のメタリックとは、微粒なアルミ片などのことです。
このメタリックを塗料に混ぜ込み塗装するとキラキラとした金属光沢で輝き とても高級感がある表面に仕上がります。

このメタリックは、サイズや色など種類がたくさんあり、メタリックベースの上に透明なクリヤコートを塗って仕上げます。またメタリックベースの上にカラーを塗ったものがキャンディカラーと呼ばれ深みのある色が表現できます。

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ラッカー塗装とは?

ラッカーとは反応型の塗料とは全く異なり塗膜が乾燥するときに化学反応はおこらず、ただ単に樹脂の中にある溶剤が蒸発して硬化する塗料です。
固まりますが、分子レベルでの結合は無いために固まった後でも溶剤で溶けてしまいます。
つまり乾燥した後でもシンナーやガソリンなどの溶剤で溶解してしまいます。
ホームセンターなどで売っている補修用の缶スプレーはほとんどがこのタイプです。
(高価ですが、最近は使いきりタイプのウレタン塗装スプレーもあります。)

自動車などの傷隠しを目的に塗っておくと、専門の板金修理に出したときに知らずにその上から塗った塗装屋さんのペンキのシンナーで溶けてきて厄介になることもあるらしいですよ。
ちなみに当社では扱っておりません。

色の3原色とは?

色の3原色は赤、黄、青の3つです。
光の3原色は赤、緑、青(RGB)の3つで、色の3原色とは違っています。


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