RoHS対策として6価クロムメッキの代替めっきはありますか?サンピーメッキとは?
RoHS対策の為に6価クロムメッキの代替えに使われるメッキは、
スズ-コバルト合金めっきでステンレスより少し青味のある薄いグレー色です。
眼鏡業界では「サンピメッキ」と呼びますが、名前の由来は多分「サンプラチナ」というニッケル合金材料から来ていると思います。
ただ、RoHSは最終製品中に有害物質が残らない事を求めているのであって工程中で使ってはならないとは言っていません。従って6価クロムメッキ液のメッキでもメッキ皮膜自体は金属ク ロムの0価の皮膜であり、6価クロムメッキはRoHSに対応しています。
ただし、メッキ後の水洗が不十分などは論外です。
金属クロムもだめならステンレスはもう使えないことになります。
6価クロムメッキがRoHSに対応していないと言うのは化学を良く理解出来ていない方の過剰反応だと思います。
でも、最近は上場企業などでは、6価クロムの使用自体を禁止しているところもあり、そういう会社では一切使えません。RoHSで決められた6価クロムの最大許容濃度は0.1wt%です。
RoHSの事は以下のサイトをご覧下さい。
「中小企業ビジネス支援サイト」
⇒生産工程
⇒クロムメッキ
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