よくある質問

クロムメッキとは?(ニッケルクロムメッキとは?、装飾クロムメッキとは?)

クロムメッキ(クロームメッキ)とはほとんどの水道の蛇口に使われているシルバー色で少し青白いメッキです。他にも水道のパイプなどの水栓金具、チェーン、車の金属製バンパー、ホイールキャップなどに使われています。非常に耐食性が良く、硬く、耐候性、光や熱の反射性がよいめっきです。


ニッケルメッキとクロムメッキの色の差

ニッケルメッキとクロムメッキの色の差 (光線の関係でニッケルメッキが茶色くなっていますが実際はもっとシルバー色です)

装飾クロムメッキニッケルクロムメッキとも言う)は、ニッケルメッキの上に最終仕上げメッキとしてクロムメッキをかけます。メッキ皮膜に硬さと耐食性、特有の色調を付与します。 装飾クロムの皮膜自体は、0.1~0.5μmと薄い皮膜です。厚すぎるとメッキ面に割れを生じる為、かえって耐食性が悪くなります。 下地にニッケルメッキを5ミクロン~30ミクロン程つけます。水道の蛇口はこのニッケル‐クロムメッキだと思って間違いありませんので クロムメッキの色を確認したい方は蛇口を見てくだい。 工業用クロムメッキ(硬質クロムめっき)はクロムだけを単体で数ミクロン付けます。

ニッケルメッキの硬度は400~500Hv、工業用クロムメッキは800~900Hv、装飾クロムめっきは薄い為正確には測定できませんが、工業用クロムメッキより少し柔らかいか同程度だと思います。

装飾クロムめっきはニッケルメッキだけよりも「耐食性」に優れていますし、硬度が高いため耐磨耗性に優れているなど、安くて非常に耐食性の良いメッキなんですがRoHSで6価クロムが規制されている為、最近は人気がありません。

しかし、注意していただきたいのはクロムメッキ被膜中には6価クロムは含まれていません。 皮膜はすべて金属クロムになっていて価数は0です。イオンのままメッキとして析出することはできませんし、メッキ後は必ず洗浄してから乾燥しますので6価クロムが残留することもありません。 その点はご安心を。 環境に害があるのは6価クロムであって、金属クロムではありません。クロムが全てだめならニッケルとクロムと鉄の合金であるステンレスまでもが使えなくなってしまいます。
水道の蛇口やトイレのパイプは今でもほとんどクロムめっきです。

トイレなどの水栓パイプを気をつけて見ると、上場会社のマークがあるパイプはきれいですが有名ではないブランドマークのパイプは錆びていることがあります。 メッキの膜厚や質の違いでしょうね。

少し専門的になりますが、ニッケル-クロムメッキの耐食性をさらに良くするために2層ニッケルめっき、3層ニッケルめっき、マイクロポアーニッケルメッキなどが開発されています。これらの下地ニッケルメッキにクロムメッキをかけると電気化学的に耐食性がよくなります。

<クロムメッキについてもっと詳しく知りたい方は>
クロムメッキのページへ

(株)ワカヤマでは六価クロムの代替めっきとして色調の似た錫-コバルトメッキを使っています。 三価クロムメッキも開発されていて、最近は性能もよくなっているようですが性能的にはまだまだ6価クロムメッキが上のようです。

<クロムの代替えメッキ>
錫-コバルトめっき(クロム代替めっき)のページへ

<黒いクロムメッキ>
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<どんなメッキにすれば良いのか分からない方は>
メッキと塗装の選択法、メッキの特性


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