金メッキについて

18金の(色をした)メッキができますか?14金の金めっきはどんな色ですか?

そのようなご質問がときどきありますが、
14金や18金とは色調の表示ではなく合金比率を表している数字なので、この言い方では色は特定できません。

14金や18金と指定すれば、どこでメッキしても同じ色に仕上がる訳ではありません。
純金のK24以外はすべて金と他の金属の合金ですから、配合する金属の種類、配合比率で色調が変わります。金に白いニッケルを10%混ぜた時と赤い銅を10%混ぜた時では色が違う事は容易に想像できると思います。これはどちらも22金です。

大抵はK18と言われた場合は万年筆のペン先の色の事だろうと思いますが、色見本になる現物を見せていただくか、又はこちらにお任せください。ちなみにK18は重量で75%が金です。他の25%の金属の種類には制限はありません。

K14と言われると、お客様がどんな色を想像しているのか良く分かりません。
実際、人によってかなり違います。

また、単にピンクゴールドなどと言われる時もありますが金めっきにははっきりした色の名前と基準がある訳ではないので注意が必要です。慣用名みたいな感じなので、その業界によっても色の名前が違います。実際に眼鏡業界でピンクゴールド(PG)というと18金色よりすこし薄い黄色い金メッキを指しますが、最近のアクセサリー業界の方は銅めっきのような赤い金メッキをピンクゴールドと言うようです。

赤い金メッキは変色しやすかったので、私の知る限り、30年ほど前は銅メッキのような赤い金メッキはありませんでした。最近は変色しないような技術が確立されてきて万年筆やアクセサリーに使われています。

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