会長の戯言 ブログ

ウロボロスの蛇。

先日、分光光度計のカソードランプの件で、ランプのケースに記されていた

『浜松ホトニクス』  社に電話をした。

質問は現状のランプが異機種で使えるか、といった些細な質問である。

何日か後、忘れたころにご丁寧な回答をいただいて、「ハッ!」

浜松ホトニクス?なんかテレビで聞いたことあるかも…。



 それは スーパーカミオカンデ を取り上げた番組でした。

カミオカンデは岐阜県神岡市の地下約1,000メートルに建設された、

東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設

ニュートリノ の研究・観測で、宇宙の始まりやその彼方には何があるか

などを研究しています。

ノーベル賞の小柴昌俊教授 や、最近では 事業仕分け で有名になりました。

5,000トンの超純水のタンク内に、11,200本の20インチ径の光電子増倍管

が取り付けられ、ニュートリノを検出(でいいのかな?)しています。

20インチってことは約50センチ、それもよっぽど堅牢に精密に作らないと

ダメなことは素人のTにもわかります。それが11,200本です。

小柴教授の要請で、それまで5インチが精一杯だった管からいきなり

20インチです (要請は25インチだったそう)。

その 光電子増倍管を作り上げたのが電話をいただいた 浜松ホトニクス 

だったのです。

 

  ということで、『 ニュートリノ 』 ってのに触れてみたくて、ただいま

『宇宙は何でできているのか(素粒子物理学で解く宇宙の謎)』

(2011年新書大賞)って本に挑戦中です。

ん、マイクロ波宇宙背景放射?ダークマター?ダークエネルギー?

なんだかスターウォーズみたいな雰囲気です。

またいろいろなファクターが擬人化されて説明されているので、

イメージしやすい内容です。今のところ…。

 

 宇宙が加速度的に膨張してるって証明されているんですね。

われわれ太陽系のある天の川銀河は、45億年後アンドロメダ銀河に飲み

込まれる って知りませんでした。

非常持出袋、点検しなくっちゃ。      Koichi Tsukatani


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