会長の戯言 ブログ

師走

早い!もう12月だ!年とともに年々時間が経つのが早く感じる!

昨日 竹中平蔵さんの講演に行ってきた。
1950年当時のアルゼンチンは経済発展国であったらしい。一人当たりのGDPはフランスと同じくらい。それが今ではフランスのGDPはアルゼンチンの2.5倍になっている。フランスは普通に発展してきたが アルゼンチンは改革をしなかったために ここまで差が広がっていったのだとか。現在 アルゼンチンが発展した国だとは 世界中の誰も思わないだろう。この間のGDPの伸びの差の平均はわずかに1.5%、これを60年続けると確かに2.5倍以上になる。複利計算の怖さである。

目標を立てるときに 例えば 「売り上げを5%とか10%上げる」 などがあるが たかが5%ではちょっとした外的要因でも変わってしまうことがある。「5%上がるように 頑張ります!」 程度の事で目標が達成されてしまうかもしれない。
これに対して 「売上を2倍にする」というのは 今までの方法の延長線上では達成はほとんど無理である。何か全然違う方策をとらねばば目標達成はできない。発想を全く変えて考えなければいけない。そこでイノベーションが起こる。
「変化こそ明日への活力」、「脱皮しない蛇は死ぬ」のである。

こんな考え方も大事だが、僅か「1.5%アップ」を毎日、毎月、毎年 休まず続ける。これも地味でチョーしんどいが47年続けると2倍になる。3%アップなら24年、5%アップなら15年、7%アップなら11年で2倍以上になるのである。(この計算方法は電卓で簡単にできますが、ご存知ですか?)

地味に続けるか?、イノベーションか?
来年はどっちで行きましょうか。


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