白金メッキについて

白金電極を長持ちさせるコツはありますか?

◆白金電極を長持ちさせるこつ

チタン白金メッキ電極を使用する場合、メッキが薄すぎる場合は高電流密度作業は白金の消耗を早めるため、あまりお勧めできません。特にフッ素系の酸、強苛性アルカリ、高濃度シアン浴等の薬品中では注意が必要です。メッキが薄い場合チタン素材まで達するピンホールが多数あるため、ピンホールの下のチタンが酸化され破壊し白金メッキを下から脱落させる為と考えられます。

また、電極を少しでも長持ちさせる方法として以下のことが考えられます。
①電流密度を下げる→電極の面積を大きくする、電流値を下げる
②陽極(チタン白金電極)と陰極の面積を大きくする
③電解液の温度をできるだけ下げる。30℃と60℃で耐久試験をすると30℃での耐久時間は60℃の3~5倍長持ちします。高電流密度で電解すると温度の上昇が激しいので注意が必要です。
温度が上がりすぎる場合は冷却が必要です。
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