会長の戯言 ブログ

色彩のお話 パート13、「ロマンスグレー」はソニーとブー・フー・ウーが作った?

何を訳のわからないことを言っとるんじゃ!!!
大体「ブー」とか「ウ―」って何のことじゃ!!!

今回は「グレー」のお話。
グレイ、灰色、鼠色。ドブネズミ色というのもある。どちらかというと汚い感じがする色である。
曖昧なことを「グレーゾーン」とも云う。少し犯罪の匂いがする。
どちらにしてもグレイにあまり良い印象はないだろう。

ただ「ロマンスグレー」というのはグレーの中で唯一かっこいいイメージの言葉ではないだろうか?

その言葉の由来は以下である。
ソニーの創業者・盛田昭夫さんが30代の頃 白髪交じりの頭髪を悩んでいたら 友人のアメリカ人に「それはRomantick gray と言ってとてもおしゃれなんだよ」と言われすっかり気を良くしたらしい。そのことを小説家・演出家の飯沢匡さんに「ロマンスグレー」と言い換えて話したところ、飯沢さんが「ロマンスグレー」という小説を発表し、当時の流行語にもなり定着した、とWikipediaに書いてある。飯沢匡さんとは「ブー・フー・ウー」の原作者である。

だから「ロマンスグレイ」はソニーの盛田さんとブーフーウーの飯沢さんが作った和製英語である。

若い女の子に「ブーフーウー」って知っているか聞いてみた。誰も知らない。それもそうかもしれない。自分が子供のころに午後3時にNHKの「お母さんといっしょ」でやっていたのだから もう50年以上前の番組だ。三匹の子豚と意地悪な狼のお話だ。子供ながらさすがに着ぐるみは来ているのだろうとは思っていたが その着ぐるみを着ている人が話していると思っていた。ブーの声はドラえもんの大山のぶ代さん、ウーはパーマンの三輪勝恵さん、ウーは黒柳徹子さんだったことは知らなかった。とにかくその頃は毎日 必死で見ていた。「♫ ブ~、フ~、ウ~、三匹のこ・ぶ・た。一番上はブ~ ブーブーブーのぶつぶつ屋、二番目はフ~♫ ・・・」まだ歌も完璧に覚えている。狼の歌も歌える。あの頃はNHKといえど12時頃から15時までは休みだった。その時間はテレビの画面に変なマークみたいのが写っているだけで ずっと「ピーーーー」と言っていた。今では考えられない。

色彩のお話シリーズ

パート1、色彩についてパート1の始まりです
パート2、カメレオン現象は困ります
パート3、あなたは「白」から何をイメージしますか?
パート4、みんな大好きな 「赤」
パート5、つめたぁーい 「青」
パート6、目立ちそうではっきりしない 「黄色」
パート7、元気になる色 「緑」
パート8、シックでおしゃれな闇夜の「黒」
パート9、イメージが薄い「茶色」
パート10、四十八茶百鼠の苦しいけど粋な江戸の色彩文化
パート11、このリンゴは他の人も同じ色に見えているのだろうか?
パート12、虹の色は何色ある?


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