会長の戯言 ブログ

香港 OPTICAL FAIR 2014 

香港で眼鏡展示会が11月5日~7日まで​ HongKong Convention and Exhibition Centre で開催されている。(香港はイギリス表記なので Center ではなく Centre となる)香港コンベンションセンターは大変大きくて立派な建物で 香港島の金融街のすぐそばにある。

つまり9月28日から行われている 香港の学生たちによる民主化要求デモが行われているすぐ近くに建っている。10数年前に香港とシンセンでメッキと塗装の会社をやっていた時は香港眼鏡展に出展した事もあるし、この近くのアパートに住んでも居た。そんなことも有りこのデモのニュースは気になっていた。

昨日、うちの社員に香港眼鏡展のすぐそばでデモをしていると言ったら ほとんどの人がデモをしていることさえ知らなかった。それは自分にとっては驚愕と言っていいほどの驚きの出来事だった。しかし そんなことは今の日本の、特に若い女の子にはまったく関係がないことなのだろう。香港の行政長官の選挙方法のことや 中国共産党が何を考えているかなど・・・。(中国が決めた法律では香港人は行政長官を直接選挙で選べるようになりましたが、立候補したひとを選考委員会が許可する仕組みです。中国よりの選考委員会は民主的な立候補者は立候補させません。香港人は自分たちのトップを自由に選べないのです。)村上春樹さんが「ウェルト文学賞」授賞式の講演で香港の若者にエールを送ったというが 彼はもう中国・香港には旅行できないだろう。
デモ隊が金融街やらモンコックの道路を占拠しているので 経済的な打撃がだんだん大きくなり デモに反対する市民が多くなっているらしいが それももっともなことに思える。しかし ここで何も変わらずにデモが終わったら 10年後にはきっと香港は大変なことになっているだろうと思う。事実 習近平国家主席と梁振英行政長官はAPEC開催の前の会談で 学生たちの要求はすべて突っぱねることを確認しあっている。梁長官は香港だけで解決できるといっている。中国が入ってくれば まさか天安門事件までにはならないとしても 結構怖いことになってしまうだろう。



浮浪者が寝ているのではありません。デモで疲れた学生たちが寝ているのです。
向こうにある 波状の屋根が香港コンベンションセンターです。


お気軽にお問い合わせ
くださいませ

技術ハンドブック