高機能化

  • メッキ
  • 塗装

製品に黒色指定をする際の手段選定のポイント

Before



 
製品に黒色を指定する場合、黒クロムメッキを選択することが一般的です。黒クロムメッキは、最も認知された、黒色をつける手段になっていますが、黒クロムメッキの特性としてメッキの付き回り性が悪く、内側や大きな平面の中央には、黒クロムメッキが付きにくいことがあります。



After


左:カチオン電着塗装黒
右:黒ニッケルメッキ
どちらも内側まできれいに付いている事が分かります


 
どうしても黒クロムメッキにしなければいけない理由がある場合を除き、カチオン電着塗装の黒や、吹付け塗装の黒艶消しなどに変更すると、隅々まで均一に黒くすることができます。また、黒ニッケルメッキは真っ黒ではなく濃いグレー色ですが、付き回り性が良いために防眩性を求める光学部品などに黒クロムメッキの代替として使われています。


黒クロムメッキは非常に耐食性にすぐれ、光選択吸収性があります。しかし、付き回り性が悪いのが欠点です。ただ単に製品を黒くするだけが目的なら、黒クロムメッキからカチオン電着塗装や吹付け塗装の黒色、または黒ニッケルメッキに変更することで、形状に左右されることなく、黒色の付きまわりがよくなります。


お気軽にお問い合わせ
くださいませ

  • 電話でお問い合わせ

    [法人専用ダイヤル]平日 8 : 00~17 : 00

  • FAXでお問い合わせ

    0778-51-5620

  • WEBでお問い合わせ

技術ハンドブック