形状設計

  • メッキ

複雑な形状の製品にクロム代替メッキを選定するポイント

Before



複雑な形状の製品にクロムメッキ(装飾クロムメッキ、ニッケルクロムメッキ)を選択すると、コストアップになります。クロムメッキは均一電着性が非常に悪いため凹にはメッキがまったく付かないことがあります。そのため、歩留まりが悪く、作業コストがかかってしまいます。この問題を解決するには製品形状の変更がもっとも有効ですが、通常その様なことはできない為メッキの変更が有効な手段になります。



After



 
複雑な形状の製品にはクロムメッキとよく似たシルバー色の代替メッキの選択をお勧めします。錫とコバルトの合金メッキがこれにあたります。錫-コバルトメッキはクロムメッキほどの耐食性や硬度はありませんが通常の環境で使用する製品なら十分な耐食性があります。


クロムメッキは硬くて耐食性がよい為 非常にポピュラーなメッキです。水道の蛇口は大抵クロムメッキです。しかしメッキが均一に付きにくい、RoHS規制の6価クロムを使用しているなど近年はあまり人気が有りません。このような場合は錫-コバルトメッキに変更することで解決できます。


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