手洗いの正しいやり方は?いまだからこそ知りたい方法! ウイルス対策
手洗いはどうして必要?
人々がかかる病気の中で最も多いものは「風邪」です。
風邪の原因には様々な病原体があり、人々の周囲には多くの病原体が身をひそめています。
風邪を引かないためには、この病原体に感染しないように様々な対策を講じていく必要があります。
風邪の病原体はくしゃみや咳を介して感染することもあります。
しかしそれだけではなく、手指に付着した病原体を介して感染することが多いと言われています。
・鼻をかんだり、くしゃみや咳を手で覆ったり、鼻水を手でこすったりしたとき
・学校や職場から帰宅するときに、病原体が付着した手でバスや電車の吊革を触ったとき
・階段を上り下りするときに、病原体が付着した手で手すりを触ったとき
このような行動により、別の人の手指に病原体が付着します。
その手指で鼻や口のまわりを無意識に触れることで新たな感染が起こるのです。
感染を防ぐためには「手洗い」が必要なのです。
手洗いはいつすればよい?
それでは、どのタイミングで手洗いを行えばよいのでしょうか?
手洗いのタイミングは5つあります。
①調理をする前や食事・おやつを食べる前
②咳、くしゃみ、鼻をかんだ後
③トイレの後
④外から戻ってきたとき、帰宅したとき
⑤昆虫や動物に触れた後
病原体が体内に入るのを防ぐために、こまめな手洗いを行うことが大切です。
手洗いの方法は?
手を洗うときは、石鹸やハンドソープを手のすみずみまで行き渡らせましょう。
病原菌をや汚れをしっかりと落とせるように、ゆっくり、ていねいに洗いましょう。
効果的な手洗いを行うためのポイントをご紹介いたします。
①流水で手をよく濡らし、石鹸やハンドソープを泡立てます。
②手のひらをこすり合わせるようにして洗います。
③手の甲をのばすようにして洗います。
④指と指の間を、手を組み合わせるようにして洗います。
⑤指先と爪の間を、手を引っ掻くようにして洗います。
⑥親指を握り、手をねじるようにして付け根を洗います。
⑦手首をつかみまわすようにして洗います。
※手首は忘れやすい箇所なので注意してください。
⑧最後に流水で泡をよく流します。
手を拭くときにも注意が必要
せっかく綺麗に手洗いをしても、濡れた手を拭いたときに病原体が付着しては手洗いの意味がありません。
手を拭くときは、使い捨てのペーパータオルやきれいなタオルやハンカチで拭きましょう。
ぬれたままのタオルは雑菌が増えやすいので要注意です。
家族や他の人とタオルを共有するときは、こまめに交換しましょう。