よくある質問

顔料とは?染料と顔料の違いは?

顔料とは顔の化粧に用いられていたことから顔料と呼ばれていたらしく、色料、彩色、絵具などとも呼ばれていました。

顔料は、土のなかに含まれる金属の酸化したものか硫化物(りゅうかぶつ)で、 粉状のもので水に溶けないものを無機顔料(むきがんりょう)といいます。
また、顔料には染料の色素を沈殿させて、水に不溶性にしたものもあり、これを有機顔料(ゆうきがんりょう)といいます。

塗料に分散させた場合、顔料は染料より大きな粉末粒子状態で分散されるので、その分散液は懸濁液で不透明な色になります。
これに対し、染料は粒が小さく透明色になります。透明色か不透明色か、これが染料と顔料の見た目の一番大きな違いです。
つまり、同じ青色の塗装でも透明な青と不透明な青の色があるということです。

顔料の用途は化粧品、塗料、インキ、プラスチック、ゴム、繊維、皮革など、あらゆるものの着色に使用されています。
また特殊な発色をする顔料として真珠顔料、蛍光顔料、畜光顔料、夜光顔料、示温顔料などがあります。

以前は塗料用顔料には有害物質が使われていましたが、弊社では一切使っておりませんのでご安心ください。
例えば、黄色顔料の黄鉛、赤色に含有されている鉛などが有害物の規制を受ける物質です。


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