会長の戯言 ブログ

ろう城クマさんの悲劇はケイタイとゴリラの関係に行きつく?。


勝山の福祉施設ろう城のクマさんが射殺されました。

麻酔銃が使えない場所で致し方ない状況だったとか。

これも人間が 生物多様性 に配慮してこなかったツケかもと、人間Tは感じます。

今年、クマさんが人家近くまで下りてくるのは、えさのドングリの不足が報じられて

いますが、ちょうど山の動物たちが暮らす奥山と人里の間の、干渉地的役割を

はたすべき 里山 が減少していることも関係しているとのことです。

ろう城クマさん や 噛みつきサル、穴掘りイノシシ には責任はないのです。

・・・ともあれケガをされた方々の回復と里山の保護を願います。

 

 さて昨日のクローズアップ現代 「生物多様性がビジネスを変える」 の中で

ケイタイ と ゴリラ の関係が述べられていました。

ケイタイに使われる レアメタル の タンタル 等の採掘が、ゴリラなど野生動物の

棲む土地を危機にさらしている結果、ゴリラが激減しているとか。

さらにもう一例、世界で最も消費量の多い植物油である パーム油 と オランウータン

の関係もあげられていました。

ネスレ社はチョコ菓子 「KitKat」 などに大量のパーム油を使うので世界中の非難を

あびているとか。

生活に必然でなくなった 里山の減少 と クマさん の関係も同じように感じます。

 

 企業が取り組みだした対策の一つ、 「生物多様性オフセット」 、勉強しておこっと。

eco検定に出題されるかも・・・ですから。 Koichi Tsukatani 

昨日 テレビで近所のおじさんが「熊はルールが分からないから・・・」 と言ってましたが 自然のルールを何百年も前から破ってきたのが人間だと分かっていない。あのおじさんは「人間の作った勝手なルールを熊は分からない」と言い直すべきだと思います。


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