会長の戯言 ブログ

滋賀県彦根市の地場産業は何でしょうか?

1週間ほど前ですが メッキ組合の研修旅行で滋賀県彦根市の

廣瀬バルブ工業株式会社さんへ工場見学に行きました。

大変丁寧なご説明をしていただきまして ありがとうございました。

ご説明によればバルブ製造は彦根の地場産業であるとのこと。

一同 全然知らず 失礼いたしました。

(考えてみれば めがねのように一般消費者向けではないので

そのような事を宣伝する必要が無いのかも?)

彦根の地場産業は 初めは 江戸時代の仏壇製造から始まり

明治時代に政府が工業振興策として製糸業普及を推し進めたため

製糸業に欠くことのできない水源である琵琶湖を抱える滋賀県で発達。

当時の製糸の最新設備は輸入品であったが カランと呼ばれる

バルブコックの修理を仏壇職人が器用に修理したことがきっかけとなって

彦根でバルブ工業が盛んになったとの事でした。

不思議な縁で 滋賀県最大の地場産業が発達した訳です。

バルブと言うものは普段はあまり目立ちませんが 工場を見学させていただいて

その精密さに驚かされました。確かに水も空気もそこで止めてしまうのですから

考えれば精密なのは当たり前でした。ねじを締めるトルクまできちんと制御して

締めていました。マシニングセンターなど大変興味深く見せていただきました。

また色んなところにバルブが使われている事を知り バルブのおかげでそれらの機械が

動いているんだぞという 社員さんのプライドを感じました。

色んな機械はあたりまですが、遊園地の観覧車やスキー場のリフトなども

油圧モーターで動いているため バルブが重要な役目をしているという事でした。


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